2009年05月16日

壱弐参之笑(ひふみのわらい)

5/11(月)@吹田市文化会館・メイシアター中ホール。
「三三・山陽・茂山の壱弐三之笑」
狂言と落語と講談のコラボ、ってことで
面白そうやし近いし山陽さん生で見てみたかったし行ってきました。

第一部は、それぞれが専門外の芸を披露。

山陽さんの狂言は…もっさりしてました(笑)
長袴にひっかかりすぎ。わざとって、わかってても笑える(笑)
言葉もしどろもどろな。いつも早口すぎて逆に
ゆっくり口上を述べるのは苦手なんかな〜(笑)
っていうか、山陽さん、かわいかった(・∀・)

三三さんはすみません、あまり存じ上げません…orz
でも講談、とてもお上手でした。器用な方とお見受け。
(三三さんは基本関東でご活躍の方だそうです。ほっ。。。)

茂山の人たちが落語好きorプロ並に上手いってのは知ってましたが
それでも、うどんをすする音が、蕎麦のそれとはまた違うと
素人目(耳?)にもわかるほどお上手でした、宗彦さん!底抜けに〜!
超、鍋焼きうどん食べたくなった!

第二部は、自分の専門の芸。

そりゃもうさすがにみなさん。当たり前に良かったです。
でも、ヒッチコックへのオマージュ、ってことやったんですが
私…ヒッチコックあんまりわからんのですよ…orz
というわけでそのへんイマイチ楽しめんかった(´・ω:;.:...

オーラスの狂言には山陽さん・三三さんもちょこっと登場。
って、またもっさりしてるよ山陽さんwww
でもやっぱしかわいい43歳www

123_no_warai.jpg
この日のお品書きでした。
狂言以外も面白いな〜というわけで、
今度は落語にでも行ってみようと思うわけなのでありました。
ちゃんちゃん。
posted by いま at 18:41| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

天空狂言 2009.1.1 昼の部

今年は間違わず、ただ単に寝坊で遅刻しそうになりつつ
なんとか5分前到着。ね、眠い。席は脇正面2列目。
宗彦さんや逸平くんと目が合っちゃう距離(*ノωノ)きゃー

ささ、まずは三番三。
去年は揉の段を見逃してしまったので、
眠いながらもかなり気合いを入れて観ました!
10年の節目ってことで、金色の烏帽子。
サイドについてる鶴の絵が…昔のJALみたいな(笑)
あ、失礼しました(笑)てっさみたいな(爆)
まぁそれはおいといて。
千之丞さんの足の運びが美しかった〜…痺れます。
しかし黒式尉をつけた鈴の段、扇がへたってしまっていて…
千之丞さんあたふたしてはりました(´・ω・`)
これは後見逸平くんも「おや」という顔をしてましたが…
千之丞さん、扇が開ききったままで舞を続行。
閉じたり開いたりしづらかったんですね…
扇の骨が折れてたのかなぁ?ちょっと残念でした。

続いて宗彦さんのお正月トーク。
七五三さんにどんどん似てきましたよね〜。
おせちの話。お母様がパプリカでお料理を盛り付けたと…
うん、たしかにくり抜かんでいいし。あると思います(^ー^)v
あとは「ここはココアかな」発言で逸平くんに怒られた話。
…それはたしかにないと思います…
茂山家はお正月から楽しそうです(*´Д`)

次、樋の酒。
廃曲寸前と言いつつ、私は結構観てますな、これ。
野村家のと合わせて3回目くらい?
小道具っていうか大道具な「樋」をたてかけるのが難しいらしく、
能舞台での位置関係に苦労するようです。
あらすじは…用があって家を空ける主が、
酒を勝手に飲んでしまう太郎冠者たちを別々に閉じ込めるが
窓から樋を渡して酒を飲み倒す太郎冠者と次郎冠者。
そこに主が帰ってきて…という、よくあるパターン。
っていうか、片一方を酒蔵に閉じ込めたらあかんよね〜。

ラストは、石神。
これも珍しい曲ですかね。
女房に逃げられた男が、仲人?の何某に仲裁を頼みに行くと、
女房を思いとどまらせるよう石神様に扮して一芝居打つことに…
逸平くんの女房と宗彦さんの亭主、兄弟だけに息が合ってますね〜
っていうか、逸平くんかわいい…(〃ω〃) ポッ

お正月からやはり贅沢でいいものです。
1/22は萬斎さんヾ(・∀・。)ノダ-!!!!
今年もいっぱい観てきます(*´∇`*)



三番三
三番三 茂山 千之丞
千歳 茂山 童司
(後見) 茂山 逸平
笛 杉 市和
小鼓
大倉源次郎
荒木健作
上田敦史
大鼓 亀井 広忠



トーク『底ぬけにおめでとう』
茂山 宗彦


樋の酒
主人 丸石 やすし
太郎冠者 茂山 あきら
次郎冠者 茂山 千三郎
(後見) 増田 浩紀


石神
亭主 茂山 宗彦
女房 茂山 逸平
何某 佐々木 千吉
(後見) 鈴木 実
笛 杉 市和
小鼓 大倉 源次郎
posted by いま at 20:45| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

Hello,Hello.

自転車で京阪野江まで行ってきました。
やっぱり道間違えて、なぜか隣の関目駅に着きましたが…
しかも1時間半以上かかりましたが…開演ギリギリ!
ちゃんと地図見て調べて行ったのになぁ…
目標地点は↓

多分このへん。ちなみに帰りは1時間程度でした。なぜだ。


ことのは第9回公演「Hello,Hello.」@アトリエS-pace

引きこもりの男と、その周りの4人の女性との関係性のお話。
月日が経つにつれ曖昧になっていく関係っていうのがあって、
それは最初からなのか、いつの間にか変質したものなのか、
ありきたりなことなのか、はっきりさせなければいけないのか。
わかんない。考えたくない。ほっといて。
っていうのが主人公の男が最初に思ってたこと。
多分彼は、直感的には答えがわかってたんよね。
それを言葉や態度に表すのが難しいってことも。
そいつに真っ直ぐ顔を向けたとき、彼の心が動き出した。

…私は真っ直ぐ顔を向けることができるんだろうか。
な〜んてことを、夕闇の中、ママチャリをすっ飛ばしながら考えたりした。
posted by いま at 18:58| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

baghdad cafe the 6th performance 「虹と工場」

5/11お昼公演に行ってきました。
場所は阿倍野にあるロクソドンタブラック
阿倍野ベルタの向かい側のちょっと路地入ったとこ。


niji.jpg
アタシ、ネジコ!ネジ拾いが仕事。
今日も夢の工場で楽しく働いているの。
その工場はなんと夢をつくっているのよ!なんてすてきな工場!
でも、そこへまたアイツがやってきた…アイツがいなきゃここは天国なのに。
たとえ天使がいなくとも。
そのとき、「ニジコ」の隣でゲーム友達の女工がつぶやく。
「完全犯罪のやり方教えてあげよっか?」
工場で産まれた女の子と、工場で育った少女。
二つの虹の物語。



ブラックな香りのするファンタジィでした。
救いは…あるのか?ないのか!?
ファンタジィパートとリアリティパートの2部…っていうよりか、
鏡の世界?パラレルな世界?切っても切り離せない、でも独立した世界。
その2つが交錯していくのが面白かったです。
12月の公演の時も思ったけど、構成が良いなぁ。
役者さんもみんな乗ってましたなぁヽ(・∀・)ノ

あと、音がなかなか…効果的というか…
ホラー過ぎて怖かった…。・゚・(ノД`)・゚・。
暗転の真っ暗な中でブルブル震え&泣きそうでした。。。
夢に出るかも、工場長…(((;>Д<)イヤァァァ.....

…そういや会社でイズミさんに聞いてたのとえらい違いでした。
GW休みナシで作り込んだとか。。。皆さまお疲れさまです。
すっかり入り込みました。面白かったです(´∇`)ノ

あ…感想も書かずに速攻出てきましたが、決してアレなわけではなくて、
お昼抜きの空腹感に耐えられなかったのです。。。すいませんm(。_。;))m


この公演は、ロクソドンタフェスティバルっていう、
演劇祭に参加しているのだそうですょ。←よくわかってない。
昨年これに入賞して12月の公演に相成ったそうです。
今年も入賞できたら良いですね〜Good Luck!!v( ̄ー ̄)v
posted by いま at 23:44| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

春狂言@大槻能楽堂 2008年5月4日お昼の部

やー、昨日ほんま暑かったです。
しかも、上六から歩きましたから(;´Д`A ```

今回は間違えずにちゃんと大槻能楽堂でした。
開場間もなく着いたのに、ロビーはすんごい人ひとヒト。
茂山さんちは物販がすごいのです。
和らい袋やらDVDやらコースターやらマスコットやら。
今回は梅グミまで売ってました。観劇のお供に、っていいのかな?

お席は中正面2列目、なかなか良い席です。
あ、でも、人物の最初の名乗りのとき(「この辺りに〜」)は
立ち位置の関係で丁度柱の陰になって見えませんでしたけど(泣)

まずはじめに、宗彦さんのお話。
狂言に突っ込んでみよう、ということで。
失敗ばっかりやから太郎冠者クビ!とか言っちゃったら…
ちょっと…笑えねぇやなぁ〜…(・_・;
あと、3曲目の新作狂言「さくらんぼ」は、
揚幕が上がって主人公が出てきた瞬間に爆笑モノです、とのこと。
…実際、アレはずるかった(笑)

1曲目『佐渡狐』
越後の百姓と佐渡の百姓が
年貢を納めに行く道中に出会い、道連れになります。
越後のちょっとした一言で、佐渡に狐がいるかどうか、
小刀を賭けた言い争いになってしまいます。
それを奏者(年貢を納める役所の受付?みたいなちょい偉い人)に
判定してもらうことになりますが、先に年貢を納めに行った佐渡が
奏者に賄賂を渡し、佐渡に狐がいると判定してもらうよう頼み、
狐の姿かたちなどを教えてもらいます。
次に越後が年貢を納め、賭けの判定をしてもらいますが、
奏者は「佐渡には狐がいる」と判定します。
納得のいかない越後、佐渡に狐の鳴き声をを問い質すと…?

千之丞さんの奏者、言い争いに巻き込まれて
まるっこいお顔がクルクルと。可笑しくて可笑しくて。
あ、実際は佐渡にも狐がいるそうです。童司くんが検証済み。

休憩をはさんで、2曲目『骨皮』
新発意に寺を譲って隠居しようとする住持が
新発意に檀那衆(檀家)を大事にせよ、と教えます。
そこへ傘借りが来ますが、檀那を大事にせよとの教えを守り、
住持の新しい傘を貸してしまいます。
傘を貸さないで済むうまい断り方を教えてもらった新発意、今度は
馬借りに傘の断り文句を、斎呼び(食事の誘い)に馬の断り文句で
応対してしまいます。それを聞いた住持は怒って…?

曲名はなんだか恐ろしげですが、傘の骨・皮のことです。
馬の骨と皮がばらばらになって、住持が裏山で転げ落ちて厩の隅でうなっている…
こんな、言葉遊びの可笑しい狂言です。
結構新発意も強気で、住持の女遊びを面と向かって非難します(笑)
しかし千作さんが住持でしたが、立ち上がる時にとてもしんどそうで…
立ち上がれなくて、会場全体がヒヤリとしました。
千作さんがいらっしゃるだけで空気が明るく変わるから、
舞台続けていただきたいけど…不安になってしまいますね…(´・ω・`)

ラストは新作狂言『さくらんぼ』
さくらんぼの種を食べてしまった男の頭のてっぺんから
にょきにょき桜の木が生えて、春には見事な花をつけました。
その噂を聞きつけた友人たちが、お見舞いと称して
男の桜の花で花見をしようと集まります。
自分の周りで騒がしく花見をされて腹を立てた男は
頭の上の桜の木を引き抜いてしまいます。すると…?

出端から生えてます。わかってても可笑しい…(o_ _)ノ彡☆
不機嫌そうにじっと座っているあきらさん、可笑しい…(o_ _)ノ彡☆
でも、なんだか完成度が低い?皆で囃すところとか。
特に茂さん…口パクしてませんでした?(・_・;
もうちょい作り込まれてから、もう1度観たいです。
あと、逸平くんの女房があまり見えない位置で残念でした(´・ω・`)


帰りに、7月27日の納涼狂言祭のチケット買いました。
その場で席を自分で決めて発行してもらえて大変便利でした〜。
早いうちに良いお席(正面・脇正面真ん中辺り)は売れてしまっていましたが
27日は逸平くんのお話と、『菌』があるので楽しみです!
ちなみに26日も行きますけどね!v( ̄ー ̄)v


『佐渡狐』
越後のお百姓 茂山正邦
佐渡のお百姓 茂山 茂
奏者     茂山千之丞    後見 島田洋海

『骨皮』
住持     茂山千作
新発意    茂山童司
傘借り    島田洋海
馬借り    増田浩紀
斎呼び    丸石やすし    後見 茂山宗彦

『さくらんぼ』
男      茂山あきら
女房     茂山逸平
友達     茂山七五三
       茂山正邦
       茂山 茂
       丸石やすし
       茂山宗彦     後見 増田浩紀
posted by いま at 23:05| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

おおさか・元気・能・狂言

風邪治ってきたけど、まだ咳が出るなぁ、と思っていたら
昨日から鼻水とくさめが止まりません。鼻真っ赤やわ…
風邪?鼻炎?まさか、まさか花粉症…( ̄・・ ̄)フガ…?


昨日はNHK大阪ホールで行われた、
『おおさか・元気・能・狂言』に行ってきました。
S席2000円・A席1000円と激安なので、初心者さんにオススメです。
最初にVTRの解説。あと、お能の面の角度の話とか。
やー、すっかり寝てました(爆)
だって2年前の話と同じ感じやったんやもん。

続いて、狂言『呼声』(よびこえ)
これはNHK教育『にほんごであそぼ』でも
短縮ポップバージョンで演じられてましたね。
太郎冠者が主に無断で仕事を休んだので、
主は次郎冠者とともに太郎冠者の家へ行く。
家にいる太郎冠者は、自分は留守を預かっている者だと言って
居留守を使うのであるが、主と次郎冠者にはバレバレ。
お調子者の太郎冠者を誘い出すには、節をつけてみようと、
いろいろな節をつけてみたら…

「どっ」と大きくウケるのは、ここの特徴かな〜
客席に子どもたちが多いのと、初心者向けのわかりやすい選曲。
更に『呼声』は割合テンポのよい曲なので、非常に観やすいです。
踊り節でノリノリになる太郎冠者、客席もノリノリヾ(・∀・。)ノダ-!!!!

15分間の休憩後、能『葛城』(かずらき)
場所は葛城山、山伏たちが大雪で困っているところへ
柴を持った女が現れて、一晩の宿を貸すことを申し出る。
その言葉に甘えることにした山伏たちが、日々の勤行を
しようと言うと女が、ついでに自分の悩みも加持祈祷してほしいと
申し出る。委細を聞くと、女は古のころ、役行者の命に背いたため
索に縛られて今も苦しみ続けている身だと言い、
そのまま消え失せてしまう。
<中入>
そこへ麓の男がやって来たので、葛城山の岩橋の故事について尋ねる。
その話を聞き、先程の女の事など思いあわせ、奇特なことと思い、
夜もすがら女のために祈祷する。
すると、その修法にひかれて、葛城の神が現れ、
三熱の苦を免れた喜びを述べ大和舞を舞い、
明け方近くなると、岩戸の内へ姿を隠す。

中入前はやっぱり必ず寝てしまいますね…反省…
ストーリィも人物も動きの少ないのがどうしても。
麓の男の役は石田さんでした。これは狂言方が務めるのかな。
後シテの登場は、とても美しかったです。

やっぱりお能はまだよくわかりません。。。
たぶんこの会では狂言と同じくわかりやすい選曲のはず、やのに。
もうちょい年を経ればわかるようになるのであらうか。ふぅ。
っていうかマジで鼻水止まらん( ̄ii ̄)ズルズル…
posted by いま at 12:02| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

天空狂言@大阪能楽会館 2008年1月1日お昼の部

元日に狂言を観る、というなんとも贅沢をしちゃいました…(〃ω〃)
梅田スカイビルでやってた頃から気にはなっていたんですが
生まれた時からの新年恒例行事・伯父の家訪問てのがあり、
なんとなく抜け出せずにいたのですが、今年は思い切って!
…家を出た、はずなのですが完璧、場所間違えてまして…orz
大慌てで谷町四丁目駅近辺でタクシー探したけど、
すごいスピードでバンバン通り抜けて行くのよ。止めらんねぇ。
場所は中崎町ってことで谷町線乗車、ケータイの地図のみを頼りに
大阪能楽会館に着いたのは14時前( ̄u ̄;) ハァハァゼェゼェ…


着いたら、すでに三番三は鈴の段。
千之丞さん、素敵…痺れました(〃ω〃)
五穀豊穣を祈念する力強い舞なのですが、どこか上品で、
なんて言ったらいいのかな、やっぱり、野村家とはまた違う。
鈴の使い方も違う気がしました。
和泉流は、「シャラン」という音を鳴らす感じですが
大蔵流では、手首の返しでリズムを刻むようにしているような。
…まぁ和泉流三番叟はともかく大蔵流三番三は初めてなので、
気がするだけかもしれないですけどね。。。自信なし。
千之丞さん、元日の三番三連続公演記録を更新中だそうです。
来年は、揉の段から観たいです。・゚・(ノД`)・゚・。


続いて、『ちりとてちん』をご覧の皆さまには
「小草若さん」としてお馴染みの宗彦さんのトークハートたち(複数ハート)
(関係ないけど、リンク先見て気付いたんですが
 かの同級生くん(旧HP参照)も出てるみたいです。びっくり!)
さっすが、落語家だけあって(?)、流暢すぎるトーク!
茂山家の皆さまの2007年いろんな災難…
千五郎さんのアキレス腱断裂やら千作さんの肋骨骨折やら、
おもしろおかしく…って、いや、えらいことっすよ!?(((;゚Д゚)
まぁ身内だからこその軽い語り口ですね(・∀・;)
それにしても…宗彦さん、、、
再婚されたそうですよ〜…残念!!!(何が!笑)
いやいや、おめでとうございます!底抜けに〜!!


休憩のあと、『酢薑』。す・はじかみ、と読みます。
泉州の酢売りと、大津の薑売りが、都へ行商に向かう道中に出会う。
薑売りは酢売りに自分に礼を尽くせと言い、
薑売りの由緒正しさを酢売りに言い聞かせるが、
酢売りも負けじと由緒を語り、お互い譲らない。
(すでに↑このあたりで2人とも駄洒落だらけ!)
そこで、2人は洒落を言い合っては決着をつけようとするが
なんだかんだで意気投合して最後は笑いで締めくくり。

薑は「カラ」、酢は「ス」の音で駄洒落の応酬。
正邦さんとあきらさんの掛け合いは息が合っていて
そりゃもう当たり前なのですが、やっぱり楽しい!
はじかみというのは、生姜の古名で、今は主に
生姜の酢漬けのことらしいです。(´ρ`)ヘー
お互いに必要なもの同士、仲良くなってよかったね(´▽`)


ラストは『首引』。なんとなくコワイ名前の曲ですね。
鎮西ゆかりの青年が所用があって西国に滞在していたがそれが済み、
都に帰ろうと播磨の印南野を通りがかった時、鬼が現れて、
姫鬼の食い初めに鎮西の青年を喰わせようと言う。
が、この姫鬼、気弱で怖がり屋さんの恥ずかしがり屋さん。
鎮西の青年に襲い(?)かかろうとするが、
あんまり美青年なので恥ずかしがってなかなか喰おうとしない。
鎮西の青年としてもむざむざ喰われるわけにもいかず、
姫鬼と力比べをして負けたら喰われると提案。
ところが腕押し・すね押しと鎮西の青年が圧勝したので、
最後の勝負・首引では親鬼が鬼の眷属のものたちを呼び寄せて
どんな手を使っても姫鬼を勝たせようとするが…

若い面子での楽しい狂言。うはうはですわ!(*゚Д゚)
って、親鬼(宗彦さん)も姫鬼(童司くん)も面つけてましたけど!
姫鬼なんて…仕草は超かわいいのに、面はまるで玉葱。。。
いやいや、何を観に行ってるんだ私!(いつものこと???)

…静かに座ってる逸平さん、男前やったわぁ…(〃ω〃)

ふるふる。ちゃうちゃう。
…ちゃうねんて。ちゃいますねんて!(何がやねん!?)
や、ミーハー面から観なくても、わいわい楽しい狂言でしたヨ!


…3日まで、連続で公演やってらっしゃる茂山家の皆さま、
本当にお疲れ様でございます。
体調を崩されませんようお気をつけて。
またお怪我をされている千作さん千五郎さんのご快復を祈ってます。
2008年は茂山家もいっぱい観に行くぞ〜(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!



『三番三』
三番三 茂山千之丞
千歳  丸石やすし

笛   杉市和
小鼓  大蔵源次郎
    荒木建作
    上田敦史
大鼓  亀井広忠

『酢薑』
酢売  茂山正邦
薑売  茂山あきら

『首引』
鎮西  茂山逸平
親鬼  茂山宗彦
姫鬼  茂山童司
眷属  網谷正美
    丸石やすし
    増田浩紀
    鈴木実
    茂山正邦
posted by いま at 01:36| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月17日

baghdad cafe the 5th performance「サヨナラ」

baghdad cafe the 5th performance「サヨナラ」

うちの会社のイズミさんがやってる劇団の公演に行ってきました。
同じ会社のドワーフ似のY田さんといっしょに。
あ、そういえばこないだの公演の感想とか書いてないや。まいっか。

今回はイズミさんの脚本の作品。
もうすぐ世界が終わるとしたら。あなたは何をしたいですか。
自分のあるべき姿を精いっぱい模索する、やさしい人たちのお話。

よいものを観させていただきました。
エンタテイメント性もあって、素直に楽しかった(・∀・)

役者さんもスタッフさんも、
みんなで舞台を作り上げていく喜びに溢れていて
よい舞台でしたね〜いいな、こういう空気感。
また寄せていただきたいと思います(*´ー`)ノ

…ところでドワーフとゴブリンってどっちが大きいんやろう?
posted by いま at 01:08| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

国盗人

kuninusubito.jpg
@西宮・兵庫県立芸術芸術文化センター中ホール。


お話は、シェークスピアの『リチャードV世』を、
萬斎流に変えたもの。ってことであらすじ割愛。


とにかく、ブラヴォー!!な舞台でした。
大胆で華やかで、客に隙を与えない舞台。
台詞回しも言葉遊びみたいな要素がいっぱいでしたし、
声音が…あのぅ、萬斎さん、色っぽすぎマス…|ω-*)ポッ
悪三郎が杏を落とす場面…ちゃんとした台詞は思い出せませんが…
自分が殺した男の妻・杏を、なだめたりすかしたり
泣いたり怒ったりして、なんとかモノにしようとしているところ。
杏が悪三郎に罵詈雑言を浴びせると、声を静かに落としてひとこと。

「その口にそんな言葉を教えるな」

…でしたっけ??うろ覚えでホントすみません。
その瞬間、私が落ちちゃったもので…脳内はパニック状態!
もうどんな悪人でもいいわ〜とか、思っちゃいました…(*´Д`) =3
思い出すたびにクラクラします。。。はぅ〜。


あとね〜、「俺はワルだぜ!イエイ!」って感じの
悪者ショーがありまして…キラキラしいミラーボールと
カラフルな照明の中、黒子ダンサーズをしたがえて、
萬斎さんが歌を歌う!(そういや最近米研いでないな〜萬斎さん…)
金の薄衣を翻し、カールスモーキー石井か
デーモン小暮閣下ばりの歌いっぷりに、
最初は目がテン(゚д゚)になりましたけれども、
低音ヴォーカルにうっとり…ヽ(*´∞`*)ノあっ、鼻の穴が!

「役者の真似事などお手のもの」


もちろん、シリアスで真っ黒な部分もあります。
相手役…というか4役を演じた白石加代子さんすごかった…
杏はさすがに最初違和感ありましたが(;´Д`A ```
女ってのは、情の強さとおろかさとをまるでコインの裏表のように
併せもっていて、自分の心の中のそれらを揺り動かされるような。

「しあわせな夢を…」


コミカルとシリアスの落差も芝居の流れも
声の張り方も身体の使い方も舞台そのものの造りも、
緩急が非常にはっきりしていて本当に隙がない。
悪太郎が王にのぼりつめる前半と、
高みからふと足下を見た瞬間から転がり落ちてゆく後半と。
いくつものファクタを内包しているのでしょうが…
見事に融合されていて、繋ぎ目は微塵も感じませんでした。


萬斎さんの狂言は何度も、現代劇も2つ3つ観てきましたが、
題材や役の違いもあるのでしょうが、こんなに楽しそうで、
はまりきった萬斎さんははじめてでした。
休憩含めて3時間という長い舞台でしたが、
興奮しっぱなしで、毛穴開きっぱなしで、
アンコールの拍手の手が全然止まりませんでした。


8月10日22:25〜24:40、NHK教育『芸術劇場』にて
『国盗人』放送が決定していますヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪
コレ本当にオススメですので、ぜひぜひに観てください!
でもできればまた舞台で観たい!再演熱烈希望です!
posted by いま at 23:41| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

野村万作萬斎狂言会第十二回@大槻能楽堂 2007/5/17

さて、今年は月イチ萬斎さんでお送り…あ、できてないやん前回あせあせ(飛び散る汗)
……気を取り直して仕切り直していきたい所存でございます(o*。_。)oペコッ

能楽堂っていうのはやっぱり気持ちが引き締まります。
ロビーは狭いけど、舞台の荘厳な造りとか、
照明もやわらかいし、全体のあたたかみなんかがホールとは全然違う。
観客も、年齢層などはあまり普段と変わりませんが、
全体的に観巧者が多いと思います。
あ、私の席に間違って座ってらした方がいらっしゃいましたが、
帰り際に一言かけてくださいました。やー、お気になさらず。
しかし始まってすぐに中正面席後方あたりから、
どなたかのケータイが鳴ったのにはマジでびびりましたがね。
ついにこんなところまで侵食されてきたのか、ってがっかり。

まぁいいや。本題いきましょ。


今回は、萬斎さんの解説はなく、『昆布売』から。
大名が、外出するのに供の者が出払っていて誰もおらず、
往来を歩いている昆布売をつかまえてむりやり供に仕立て上げ
太刀持ちをさせる。最初はおとなしくしていた昆布売であるが、
あれこれ言いつける大名に腹を立てて太刀を抜き、
大名を脅して昆布を売らせる。
「昆布召せ、昆布召せ、お昆布召せ、若狭の小浜の召しの昆布」
という売り声を謡い節・小歌節・踊り節などさまざまに変えて
なぶるうち、大名は夢中になって…


万作さんと万之介さんのおかしな掛け合いがかわいらしいです。
太刀持ちなどしたことがない昆布売が、すっとぼけているのか
本気でわからないのか、微妙なところがリアルかなー。


そして15分の休憩をはさんで、万作さんの芸話。
狂言は、まず美しさ、それから面白さ、最後に可笑しさがあるべき、
というのは、万作さんの有名なお言葉ですね。
万作さんは3歳で初舞台、萬斎さんも裕基くんも3歳のとき、
『靭猿』でデビュー。万作さんは小4まで猿をやっていたけれど、
裕基くんは小2でもう猿は卒業かなと…やはり体格が違うのですね。
ちなみに大蔵流では『伊呂波』でデビューするのが一般的ですが、
大蔵流の『靭猿』は難しいそうです。どんなんなんだろーか…
どちらも観たことがないので、本当に観たい!!!
あと、姿勢の話。かの木下順二作『子午線の祀り』では、
萬斎さんが演じるずっと前に万作さんも知盛を演じてらして、
その中に「すっくと立って居る」という表現がありますが、
それが、本当に美しい、というお話。
私もこの表現、好きなんです…目で見る言葉というか。
それを体現すべく、小舞で締め。美しかった…


本日最後の曲『縄綯』
博打に大負けした主人が、太郎冠者を借金のかたに取られ、
本人には理由を言わず、相手の何某の家に使いにやる。
何某から事情を聞いた太郎冠者は、縄綯いや水汲みを命じられるが、
反抗してなんのかんのと理屈をこねて働かない。
怒った何某に借金の返済を迫られた主人は、太郎冠者を
一旦家に戻して、普段のマメな仕事ぶりを何某に見せようとする。
さて、帰ってきた太郎冠者は、主人に縄綯いを命じられると
嬉々として縄を綯いながら、何某の悪口をあることないこと
言いたい放題。そこに様子を窺いにきた何某がやってきて…


これは2月のLIC東西狂言で千之丞さんのを観ました…が、
前に観たときはちょっと…寝ちゃいましたごめんなさいm(。_。;))m ペコペコ…
萬斎さんの肩衣が素敵でした。山吹色に、濃紺の…菖蒲かな?(〃ω〃)
太郎冠者は、もっと年嵩のほうが面白いかも?
何某の家で拗ねまくったり、文句言いまくったりとかね。
しかし、太郎冠者の文句を真後ろでこっそりと聞き続けている
何某・石田さんの仏頂面ったら可笑しくて可笑しくて(´゚艸゚)∴
萬斎さん×石田さんのやりとりはやっぱり息が合ってて面白いです。

萬斎さんの太郎冠者、面白いっす。でも…
あー、そろそろ萬斎さんの花子がほんまに観たいです…
最近、公演アンケートに毎回リクエストしてるのですが
いつになったら希望がかなうやら。大曲ですししゃーないか。。。

とりあえずこれでしばらく萬斎さんはおあずけかな…
『国盗人』の西宮公演行きたいよぉ〜〜。・゚・(ノД`)・゚・。



『昆布売』
昆布売:野村万作
大名 :野村万之介   後見:岡聡史

芸話  野村万作

『縄綯』
太郎冠者:野村萬斎
主   :深田博治
何某  :石田幸雄   後見:時田光洋
posted by いま at 20:27| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月24日

人間が不老不死なら全て解決

昨日は会社の人の送別会で、1時半まで飲み、
なぜか会の主役に、車でみんな送ってもらいました。
他の人たちと私、超逆方向やったのがさらに申し訳ないことです。
ほんまありがとう、ホリエさん(o*。_。)oペコッ
でも妄想はほどほどに。って私も人のこと言えんか。

そして今日はお芝居を観に行きました。
A級MissingLinkという劇団の、『人間が不老不死なら全て解決』
出演者の、高し……もとい、高依ナヲミさんに聞いて、
あぁ演劇観たいな、と思って。例のごとく1人で。お昼の演劇鑑賞。
彼女はウチの会社で前に働いてたのです。っていうか私のほうが後輩です。
超可愛いお人です。華奢やし華のあるお顔立ちぴかぴか(新しい)です。華だらけうらやますぃ。。。
ちなみに今一緒に仕事してる泉さんもご出演です。こちらも面白いお人です。
小劇場は…2回目かな。学生時代以来。
演劇は、StudioLifeの『トーマの心臓』以来。
狂言観るようになってから、舞台っていうのが面白いと思うようになりました。

場所は心斎橋ウイングフィールド。日本橋駅から北に真っ直ぐ、グルメシティ角を左。
ヨーロッパ通りの東端。場所柄がうらぶれとるっ。わくわく感UPグッド(上向き矢印)

あらすじとかは、ネタバレになってもいやなので割愛です。
高依さんの衣装が超!似合ってて可愛かった…くま背負ってるし!!!
小さいはずやのに存在感があってすごかったぁ。
泉さんフツーすぎ。仕草も普段どおり。でもこれが実は逆で
普段の生活が演技っぽくなってるとしたら面白いことであるなぁ。
江田島さんの太陽にほえろ的ポージングがツボでした。
熱い孤独に生きるオトコにはレイバンが必須アイテム。
でもこれでは演者側からすると思うツボ。むぅ。
演技上手いなと思ったのは、ゴリポンさん。
酸いも甘いも知ってる大人の雰囲気がありました。

お話的には。面白く拝見いたしました。
ウミガメのスープの件、知ってる話やのに
かなり真剣に考えてわからなかったので、今度会社で
泉さんに聞こうかと思ったくらいでした。
…劇中で解答が示されて(´▽`) ホッ …ってか早く思い出せよ、私。
でもなんとなく、最後の着地点だけが???でした。
メインの2人がもっとぶつかり合う演出ならラストがもーちょい解りよいかも?
あと薔薇十字団?の理念がもっと知りたいかわいい

しかし、役者さんたち、なんとなく見たことある人がいる気がするけれど、
まぁ東大阪市の劇団だそうなので、何かしらつながりがあるのかも、です。
袖振り合うも多生の縁。また観に行きますひらめき
posted by いま at 21:14| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月14日

万作・狂言十八選@奈良

やっと書きます。日付は3/3…10日以上前です…
@奈良県新公会堂能楽ホール。
今回から、あらすじは色を変えてみました。見やすい?どう?

午後2時開演。昼間の公演は久しぶり。
お席は脇正面後方、揚幕のすぐ近くで(*´∇`*)ワクワク…
解説はいつものように萬斎さん。
能楽堂での解説は珍しい、というお話ですが、
前に能楽堂で観たときも、同じことを聞いたはずです。。。
東京での公演では、能楽堂での解説はしないってことでしょうか。
この『万作・狂言十八選』は、万作さんがたくさんある狂言の曲から
十八を選び、全国で演じて回るという試み。
奈良は狂言と関わりの深い地域で、本日1曲目『川上』も
大和の国は吉野の里に住む男の話であるということ。
2曲目『蝸牛』も、葛城山で修行を積んだ山伏の話。
「奈良県の方、手を挙げてください」半分にも満たない人が挙手。
「県外から来られた方…」場内ほとんど、県外の方挙手ふらふら
ちょびっと残念そうな萬斎さんもかわえぇ揺れるハート
『川上』は、狂言には珍しくヒューマンドラマというか、
劇的な展開が面白い曲であること。
『蝸牛』は打って変わって、狂言らしく微笑ましい可笑しげのある曲。
萬斎さん「今日の狂言を観た後、みなさんの頭の中は
『川上』の劇的な展開が印象に残るか、
『でんでんむしむし、でんでんむっしむし〜〜♪』のフレーズが離れないか…」
で、σ(・ω・)はでんでんむしのほうが勝ちました(爆)

解説の後、『川上』
大和の国は吉野の里に住む男、10年以上前に
目の病気を患い、盲目になってしまった。
山奥の川上というところに、霊験あらたかな地蔵があり、
盲目の者たちの目が見えるようになったと聞いて、
男は妻と相談して、ひとり川上の地蔵に詣でる。
地蔵のもとでお籠もりをして、同じように参詣に来た人々と
言葉を交わした後、眠りについた男はその夜、地蔵のお告げを受ける。
目覚めて、祈るうちに目が開いた男は驚喜する。
が、地蔵からのお告げには深刻な条件が…それは、
今の妻とは悪縁ゆえ、離別すること。さもないとまた目がつぶれる。
長年連れ添うた妻ではあるが、目には代えられないと思い、
吉野に帰って、妻に離縁を言い渡そうとするが、
妻は驚き悲しみ、断固として聞き入れようとしない。
妻の悲しみは愛情ゆえ。次第に男は妻にほだされ、
たとえまた目が見えなくなったとしても、
今までどおり添い遂げようと決心する。

すごく端的な人間描写です。
最初は静かに、ただ藁にもすがる思いで吉野を出発した男。
しかし目が開いたときの喜びようったらもう…
「今の妻とはすっぱり別れて若い妻をもらお〜〜ぐぇっへっへ(意訳)」
いや、あんなに仲良かったがな…ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!
しかし、なんだかんだ…夫婦愛ですね。
盲目のときと、目が開いたときの演技に注目です。by萬斎さん。

休憩の後、『蝸牛』
出羽の国の山伏が、葛城山で修行して戻る途中、
朝早起きしたので眠くてたまらず、適当な藪を探して昼寝をする。
そこに、主人の言いつけでカタツムリを取りにきた太郎冠者が現れる。
カタツムリは長寿の薬になるということ。
太郎冠者はカタツムリがどんなものか知らないので、
主人に聞いた特徴だけを頼りに探しにきたのであったが、
こともあろうに、昼寝をしている山伏をカタツムリと勘違いしてしまう。
山伏は太郎冠者をからかってやるつもりで相手をしていると…

あの、『川上』とあまりに差がありすぎて面白すぎました(笑)
萬斎さんの山伏はやっぱりかわいらしいです。
山伏ものは結構お茶目なのが多いですし、お顔も面白いです。
角は本当に…それ、まんまるなんですけどっ(´゚艸゚)∴ブッ
動きもすんごいかわいらしくて、童心に返った感じです。
そりゃぁ、怒った主人も一緒に謡って踊っちゃいますね。

さぁ、みなさんもごいっしょに♪
雨も風も吹かぬに出ざ釜打ち割らう
でんでんむしむしでんでんむっしむし〜♪



『川上』
夫:野村万作
妻:石田幸雄   後見:深田博治

『蝸牛』
山伏  :野村萬斎
主   :野村万之介
太郎冠者:野村万作   後見:高野和憲
posted by いま at 21:21| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

LIC東西狂言

LICはびきの、近鉄南大阪線にて、阿部野橋から古市へ。
さらに駅から歩いて15分ほど。遠い…
家から車で行けば20分程度なのに。むぅ。
家〜お墓参りのルートの途中にあるので、
外からは何度も見てましたが、中もキレイすぎ。
ほんまにこれ市立の建物なんだろか…


organ.jpg
ホール内、舞台の上方のでっかいパイプオルガンがお出迎え。
つーか、これバックに狂言やるんですか(*_*)
私の席は3列目なんで、視界には入らんけどもね。。。


14時開演。茂山あきらさん&童司くん親子対談。
なんか…フツーの喋り口で、親近感(〃ω〃)
節分の行事で茂山家は3つほどの神社で鬼の役をやって
豆をまかれるらしいですね。行ってみたいなぁ。
あと、京都では「お化け」っつって、
その年に還暦を迎える女性が若い格好をするらしいです。
本振袖とか、着てみたいなぁ。どんだけ袖長いんやろ。
あと、狂言は、茂山さんちではおじいさんが孫に教えると。
野村さんちも結構そうじゃなかったっけ??
子どものうちに父親が教えると、厳しくなりすぎて
子どもが狂言を嫌いになるというお話。
萬斎さんも裕基くんに厳しくしちゃうから
万作さんが教えるほうがいいとか言ってた気がします。
そしてラスト2分ほどで今回の曲の解説。短っ!
でも非常に砕けた雰囲気で面白い対談でした。


まずは『貰聟』、これは先日和泉流を観ましたね〜。
今回は大蔵流・茂山家のもの。
まず違ったのが、聟の登場。
和泉では酔っ払って謡いながら上機嫌で登場した聟、
妻の顔を見て急に不機嫌になり追い出して、
飲み直しじゃー!って感じでしたが、
大蔵では悪酔いして不満タラタラぶつくさ言いつつ登場、
そのまま妻に当たって殴ったりして追い出して、
上機嫌になってさぁ寝よう!って感じ。
和泉はあまりはっきり殴ったりしてなかったように思うんで、
よりDVっぽい(?)のは大蔵ですかね。
あと、妻が親里に行ったとき、
和泉では父親はなだめすかして帰そうとするが
妻がどうしても匿ってくれと懇願するのに対して、
大蔵の父親もなだめすかして帰そうとするものの
妻のあまりの泣き様に同情して隠れていろと父親が言います。
ストーリィは和泉のほうがキレイにまとまっているけれど
大蔵のほうが人情味があるように思います。関西っぽい?

父親役の千作さん、出番までの間、なんだか、
着物に埋もれて………寝てらっしゃるみたい!?
妻が親里に来た瞬間、ハッ目あせあせ(飛び散る汗)としてはった気がしたんですけどww
もうそれだけでおもしろい。会場が笑いに包まれました。
舞台で寝ててもいいのは千作さんだけです、はい(笑)
娘に足を取られてスッテン、なんて88歳とは思えない…
やっぱり好きです、千作さん(〃ω〃)
千三郎さんの女もキレイですね〜〜〜〜〜
声の張りもすごいし、さすがです(〃ω〃)
和泉とは全然違う『貰聟』でした。
…半分以上は千作さんの影響かもしれませんが(・∀・)


次は和泉流・野村家の『仏師』、田舎者&すっぱもの。
すっぱは、心の直ぐでない者。悪いけど憎めないやつです。
これ、一回観たような気がするけど…??
あれは『六地蔵』やったかな?筋がすんごい似てます。
『六地蔵』は田舎者が都に出かけて地蔵を六体買おうとして、
『仏師』は同様に田舎者が仏を一体買おうとしているところへ
田舎者をからかおうと自分が仏師であると嘘をついたすっぱ。
それをすっかり信じてしまった田舎者は、仏の製作を頼む。
頼まれたすっぱ、仏なんて作られへんのやから、
ほっとくこともできるのに、そのへんはなんでか律儀で、
自分が仏の役をして田舎者を騙そうとするが…云々。

萬斎さんのすっぱは、とぼけたお顔の無精髭、
石田さんの田舎者は、ちょっと頭の固そうな。
最後のやりとりが最高におもしろかったです。
『六地蔵』よりこちらのほうがいいかもね、萬斎さん。
でも舞台上から最前列のおねいさん達をチラ見しないように…
ちゃんと舞台に集中してよ〜(´・ω・`)


最後は茂山の『縄綯(なわない)』、半分寝てもたorz
主の博打の借金のカタにされた太郎冠者、
博打相手・何某の家で奉公しろって言われてひねくれて
自分は何にも仕事ができないぞ〜ってアピるものの、
元の主が、仕事ができるところを何某に見せようと呼び戻し、
そこで散々何某の悪口を言っていると…云々。

…茂山の自由さと、野村の美しさの中間で、
なんだかどっちつかずに見えてしまう。。。
これ、最初にもってくればよかったのに。
千之丞さん、すごい損な立場ですよね…
千作さんなんて、二度見するだけで爆笑もんやしなぁ。
…えっとぉ…私ごときがごめんなさいm(。_。;))m ペコペコ…


今回、東西の違いが結構はっきり見えてきました。
やはり、同じ曲を間をあけず観られたことが一番ですね。
また来年も観に行きたいな。
茂山のおとうふ狂言も行こう行こう。むふふ。



『貰聟』
夫 :茂山七五三
女房:茂山千三郎
舅 :茂山千作    後見:茂山童司

『仏師』
すっぱ:野村萬斎
田舎者:石田幸雄

『縄綯』
主人  :丸石やすし
太郎冠者:茂山千之丞
何某  :茂山あきら    後見:茂山童司
posted by いま at 23:46| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

万作萬斎新春狂言2007 第二夜

先日のupは非常に長文でしたね(;´Д`A ```
頭の中のものを、書き残しのないようにしようと思ったら
えらいことになりました。あいすみません。
今回もえらいことになるかもしれません。更にすみません。
少し間をおいたので頭は冷えてきてると思います。


第二夜のお客さんたちは、みなさんやや厳かな顔つき?
また私がそう見えているのも、『釣狐』のせいですね。
先日より少し早く厚年到着。着物の人が多いなぁ。

19:00開演、萬斎さんトーク。
「あけましておめでとうございます」
あら、今日は新年のご挨拶ですね。みなさんお返事。
「今日は昨日より落ち着いた感じですね〜」年齢層高いのかな、やっぱ?
万之介さん今日もいらっしゃいません。当たり前ですが。
で、今日は体力温存のためにトークは短めにします、とのこと。
『釣狐』、実はすごく長い曲なのです。
その前に『樋の酒』解説。
主の留守に、太郎冠者は米蔵、次郎冠者は酒蔵の番を言いつけられる。
蔵の窓越しにお喋りしている2人であったが、
隠れて酒を飲み始めた次郎冠者を見た太郎冠者、うらやましくてたまらない。
蔵に樋があるのを思い出した次郎冠者は、酒蔵の窓から
米蔵の窓に樋を渡して、太郎冠者に酒を飲ませてやる。
主の帰りが遅いと踏んだ太郎冠者は、番を放り出して酒蔵に行き、
飲めや謡えや舞えや…と騒いでいるところに主が帰ってきて…云々。
新春バージョンとして、小謡『雪山』を盛り込んで。
『釣狐』は、どちらかというと能に近い曲とのこと。
陰と陽とでいえば、陰の曲。
足の運びが通常のすり足ではなく、けもの足で大変だとか。
ちなみに翌日はコロッケさんと対談するのが楽しみだけれど
こういう動物の動きなんかを観れば特にわかりやすいが、
元々は物真似から狂言の型が生まれています、と言って、
扇でお酒を飲む真似をしたり、パントマイムで胸キュン揺れるハートしたり、
お話もそうですが…今日はよく動くのね萬斎さん(笑)
そうそう、「コロッケさんとの対談が楽しみ」→後で調べましたが
解体新書と銘打って世田谷パブリックシアターでシリーズ公演?している
舞台で、対談されたようです。東京いいな、私も観たいな(´・ω・`)
ま、ストーリィよりもとにかく観てほしい、という感じでした。
休憩の後、『釣狐』のために
館内の空調を切るので、寒さ対策をしてくださいとのこと。
演者のハードさをうかがわせますね。。。
いつも20〜25分程度のトーク、本日は15分程度で終了。

ちなみにストーリィは。
狐を罠にかけて捕まえている猟師に、一族を根絶やしにされた古狐が
猟師の伯父の白蔵主という僧に化けて、猟師に狐の執心がどれほど
恐ろしいものかを語って聞かせ、猟師に罠を捨てさせた。
が、猟師も先ほどの白蔵主の様子を不審がり、道に捨てた罠を拾いに行くと
罠に付いた餌が突付かれている。
狙っていた古狐が白蔵主に化けていたと気付いた猟師は、
罠をかけ直して、古狐を待つ。そこに現れた古狐は…云々。
あらすじで書くと読めませんが、能の形式が当てはめられていて
かなり、重い話です。重かったです。


まず、『樋の酒』
万之介さん不在で配役が変わっていて、後見の月崎さんが主を。
太郎冠者は万作さんのまま、次郎冠者は高野さん。
主人の留守に勝手に酒を飲んで怒られて、という、
狂言ではかなりベタなストーリィですね〜。
でも観飽きないのはなんででしょう、やっぱ身近やからかな。
しかし樋を使って酒を飲ませるなんてアクロバティック。
ほほえましく、拝見いたしました。


15分の休憩、空調OFF。寒い。。。
素囃子『男舞』は、太鼓の人いないのね。
これも、けっこうお気に入りです。


そして、待ってました『釣狐』
萬斎さん、狐の着ぐるみの上に僧の衣装を羽織って登場。
「名残の後の古狐、こんくゎいの涙なるらん」
静かに、静かに登場。不思議な顔の白蔵主の面。
会場は寒いくらいやのに…白蔵主(古狐)が長い語りの後、
猟師の家を辞すところで、面のあたりから汗?がボトボトっとΣ(・ω・ノ)ノ!
前傾気味の姿勢を保ったまま静かにゆっくり動き続けることが
どれほど大変なのか…しかも超厚着!
後シテは面も狐に変え、羽織も取って少しは涼しく…なるのかなぁ??
狐の口を、お茶目にカコカコ動かして、余裕を感じさせてくれました。
それでも、ハァハァと息づかいがところどころ聞こえてきてました。
時間は、たっぷり80分くらいでしたでしょうか?
そんなに長い曲だと気付いたのは、公演が終わって時計を見た瞬間でした。
終わったあとは「精根尽きて伸びている(パンフ挨拶文より)」と、
いつも飄々としているイメージの萬斎さんやのに。
本当に、お疲れ様でした。
いいものをとくと拝見いたしました。ありがとうございました。


『三番叟』・『釣狐』を観た今、『花子』が観たいなぁ。
と思いつつ、2月3月も行きますのでよろしくですm(_ _"m)ペコリ
↑誰によろしく、なんだろう、と書きながら思う…。
あ、やっぱり超長文駄文あいすみません。。。



『樋の酒』
太郎冠者:野村万作
主人  :月崎晴夫
次郎冠者:高野和憲   後見 :(不明)

素囃子『男舞』
大鼓  :山本哲也   小鼓 :成田達志
笛   :杉信太朗

『釣狐』
白蔵主・狐:野村萬斎
猟師   :石田幸雄
 後見  :野村万作
 後見  :高野和憲
posted by いま at 23:50| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

万作萬斎新春狂言2007 第一夜

大阪での新春狂言、今年で十周年だそうですぴかぴか(新しい)
やー、めでたいですね。
私は第八回から観ています。末ひろかり。

19:00開演。萬斎さん挨拶。
「こんばんは!」…あれ、あけまして、じゃないのね。
思ったより反応のいいお客さんたちで…若い?w
最初に、万之介さんがご病気で療養中ということで…
『若菜』の果報者は万作さんが代役されることに。
本当はそうでないことはわかっているのですが、
「お正月で二日酔いで、休肝日です」と、萬斎さん。
明日の『釣狐』以外はお酒を飲む狂言ばかりなので
そこにひっかけての洒落というか。
万之介さんのご回復、お待ちしております。。。
第十回、ということで、大阪での公演を少し振り返られました。
昔は近鉄劇場@上本町でやっていたそうで。
近鉄が経営難でなければ上本町で観れたのね、残念。

毎年、この新春狂言では干支にかけた曲を選ぶけれど、
「亥」が出てくる曲はないそうです。
しかも、会話に出てきてもいきなり射殺すだとか、
物騒なので、めでたい酒の席のお話を、ということ。
『貰聟』は、毎度、酒を飲んでは気が大きくなった聟に
難癖をつけられついには追い出されてしまった妻が、
(萬斎さん曰く、今で言うドメスティックバイオレンスw)
実家に帰って父にかくまってくれという。
父親は説得するが、妻は頑として言うことを聞かないので
これは本気だと思い、かくまうことにする。
翌朝、聟が大慌てで妻を実家に迎えに行くが、
妻の父親は、ここにはいないと言い張る。
が、酒はやめるだの、子どもが泣いているだの、
聟の話を聞いているうちに妻はほだされて、
なんのかんの言いつつ仲良く帰っていくのでした。
…ま、痴話喧嘩に巻き込まれたお父さんの災難のお話です。
犬もくわねぇ〜〜〜(;´Д`)
最後の父のセリフが物悲しい(?)です。
ちなみに、普通、演者の登場は橋掛かりから静々と…なんですが
この曲の聟の登場は変わっているので、注目とのこと。
次は『若菜』
毎年、新春ということで、初めに謡初といって小謡『雪山』を
やるのですが、今回はこの曲の中に『雪山』があるので
省略するとのこと。…小舞もなしなのね(´・ω・`)
あらすじは、春になったので、果報者(成金)が
海阿弥という道化と2人で野遊びに行こうという。
…ここで萬斎さん、お好きですね〜。
「男2人で野遊び…アヤシイですね(笑)」(*´Д`):;*。':;ガハッ
この道化、海阿弥というのですが、
そういえば世阿弥って…義満の…うーん…
黒澤監督の『乱』にもいましたね、狂阿弥。
殿のお近くで芸をする者、ってやっぱそういう対象!?(深読み)
さて、野遊びに出た2人が鳥を落とす遊びに夢中になっている時に
(鳥を落とす、っていうのも何か隠れた意味が!?(深読み続行中))
大原女たちが歌いながら若菜を摘みにやってきた。
果報者は海阿弥に言いつけてナンパさせ、
そのままお酒を飲んで宴会に。
萬斎さん「ナンパから合コンですかね」ふむふむ。
そういえば、と、萬斎さん、以前に大阪で一門で食事しに入った店が
合コンのメッカで、楽しそうに騒いでいる男女をうらやましく思いつつ
男4人のいかつい面々(石田さんとか深田さんとか?w)で食事したとか。
まぁ、40歳にもなるお方が…お盛んですね(*´Д`):;*。':;ガハッ


で、まずは『貰聟』
橋掛かりの向こうから、聟・石田さんが謡いながら登場!
石田さん、コワイ顔やけどおかしみがあって面白いです。
壮年、って感じ?(笑)団塊の世代ってホンマなんかな…??
万作さんの舅は、もう実生活そのまんまかも?と思うくらい
板についてました。ほんまに楽しい曲でした。

20分の休憩の後、素囃子『神舞』
笛の人…若い!?精悍なお顔つきでなかなかイケメン。
熱い笛を聴かせていただきました。よかった!
今までの囃子方で一番好きです。

本日のラスト、『若菜』
果報者と道化が野遊びに行く…のはよいけれど、
なぜ供の者は「見え隠れしつつ」ついてゆかねばならんのだ!?
ますます妄想ふくらみマス…(・・*)。。oO(妄想中)
でも女の子ナンパして合コンするのね(笑)
そういう文化やから仕方ないか…(勝手に自己完結)
楽しくお酒を飲んで、適度に飲んで謡って踊って。
とにかく幸せ一色の曲です。めでたい!
萬斎さんの謡が久々に聴けて満足(´Д`*)

明日は釣狐ヾ(・∀・。)ノダ-!!!!



『貰聟』
舅  :野村万作
妻  :高野和憲
聟  :石田幸雄   後見 :野村良乍

素囃子『神舞』
大鼓 :山本哲也   小鼓 :成田達志
太鼓 :三島卓    笛  :杉信太朗

『若菜』
海阿弥:野村萬斎
果報者:野村万作
大原女:月崎晴夫
大原女:高野和憲
大原女:竹山悠樹   後見 :時田光洋  (敬称略)
posted by いま at 23:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

トーマの心臓

VAIOくんが壊れて、あたふたしている合間に、
ずっと楽しみにしていた舞台を観てきました。
トーマの愛が、少しずつユーリの心を解かしていくような、
そんな舞台を期待して。


これが僕の愛、これが僕の心臓の音、
君にはわかっているはず。
(萩尾望都『トーマの心臓』)



この劇団についての知識は何もないので、私が思う
原作のイメージに近いと思われる組を選んだつもりです。
ユーリは今にも壊れてしまいそうな危機感を抱かせる秀才。
オスカーは人を惹きつけてやまない人望のある青年。
エーリクは小さくて純粋で元気いっぱいの少年っぽさが溢れて。


舞台装置、シンプルながらよくできていました。
逆にシンプルなほうが、「どこにでもなる」というか…
狂言なんかの裸舞台に近いのかなぁ?
照明&影の効果が映えてすごいよかった。


主な出演者…まずユーリについて。
神経質そうな仕草がちょっと女っぽすぎたかも。。
でも山本サンのあの背中、美しかった…|ω-*)ポッ
キスシーンもサマになるし、私の頭は妄想だらけ。

オスカーについて。
私、オスカーっていうキャラが萩尾作品で一番好きです。
(ベタですいません…)
なので逆に期待しすぎないようにしてましたが、どうしてどうして。
スラリと背の高い、曽世サンの色気ってば。
欲を言えば、もっとオスカーのキャラを…ってくらいでしょうか。

エーリクについて。
…あのヅラは、ありえません。トーマのヅラも…
素の松本サンめちゃめちゃかわいいのに!!
あれじゃ〜ムッシュかまやつ…(´;ェ;`)ウゥ…
物語の進行とともに、だんだん気にならなくなっていきましたが。
エーリク自体も、まだ発展途上かな…
声もキャラも、後半のほうがいいと思います。


全体のストーリィはといいますと。
原作→舞台と、わかりやすいかたちにした感じで、
トーマの愛情が、天井からふわりと舞い降りてくるような感覚。
しっかり掘り下げているんだなぁ、と感じました。


このFlugel組…実は一番公演回数が少ないらしいです。。。
でも絶対、この組観て正解だと思っています。
Studio Lifeファンなら全部の組観てはるんでしょうね〜。
私も、また違った組み合わせを観たいと思いました。
それとStudio Lifeの別の公演も機会があればぜひ。
なんか…はまりそうな予感(*´∇`*)




2006.7.8 Sat.
Studio Life 『トーマの心臓』@梅田・シアタードラマシティ
Flugel組 ユーリ ・山本芳樹
      オスカー・曽世海児
      エーリク・松本慎也  ほか
posted by いま at 18:26| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月24日

男だらけのバレエ(〃ω〃)

トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
@大阪梅田芸術劇場メインホール 2006/6/24 Fプロ

行ってまいりました。母といっしょに。
ずいぶん前にチケット購入していたので
半分忘れそうでしたが…いかんいかん。
気持ち悪いとか思う人もいるかもしれませんが、
案外キレイでしてよ。そしておもしろくてよ。

robert.jpg
どぉよ?ロバート・カーターさんです。
素顔は普通に男前です(〃ω〃) ポッ


今回のお目当ては『レ・シルフィード』でした。
これは初めて観るので、あえてFプロを選びました。
男性1人女性(?)2人のパ・ド・トロワと、群舞での構成。
パ・ド・トロワっていうか…女性が1人乱入してたけど(*´Д`)

魅せるところは魅せて、笑わせるところは笑わせて。
バレリーナって、踊ってると人の手の届かない存在みたいだけど、
ここのバレエは人間的というか…
笑いの質が、狂言と似てる気がします。
たとえば、群舞の人たちがヨレヨレになってきたり、
プリマがずっこけてみたり、白鳥が腕折ったりとか(*´Д`)
それでもめげずにがんばってる姿が(・∀・)カワイイ!!
もちろん計算された笑いです。念のため。
言葉でない部分で伝えるってやっぱりすごいことです。
また行きたいな〜(*´∇`*)


演目:第1部 レ・シルフィード
   第2部 ロシアン・ダンス
       『パリの炎』パ・ド・ドゥ
       パ・ド・カトル
       瀕死の白鳥
   第3部 ドン・キホーテ
posted by いま at 23:42| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

東大寺世界遺産劇場・狂言の夕べ

東大寺は駅からすぐと思って、余裕ぶっこいてたら、
けっこう遠いことに気づき大慌て。
もっと早く出て、奈良観光くらいしてもよかったな〜…
「開演時間が迫っております」のアナウンスとともに
ほとんど走るようにして東大寺へ駆け込むと、
大仏殿前はすごい人、人、人!
芝生席もあったけど、舞台が見えないくらい遠い。
私の席は西ブロックの真ん中あたり、ここからでも遠い…
しかもワイヤがあって、じゃま(´・ω・`)
ちょっとしたホールの最後方の席より遠い気がする。
でも最前列も、舞台はかなり上(大仏殿の廊下?くらいの高さ)
なので、見づらいことには変わりないか。
会場の雰囲気は、さすがに重厚感があって、
能・狂言が似合うな〜、って思いました。
でも、神社には能舞台があるけど、
お寺で能ってあまり聞かない気が…なんでかな?

最初は東大寺の住職、というか猊下の挨拶から。
この規模の寺院だと、住職なんて言わないんだろうな。
マイクのシールドが何かに引っかかって
焦ってた猊下はなんかかわいかったっす。
猊下のお話は仏教のお話をわかりやすくしたもの。
東大寺の大仏の開眼式に1万人の僧侶が集まり、
120人の舞が行われたとか…すご〜。

次に萬斎さんの解説。
狂言の歴史はサバ読んでも700年、東大寺にはかなわないし、
120人もの舞には人数もかなわない、などのお話から、
狂言というのは、人間を俯瞰的な見方で見るもので、
人間の愚かしい姿を愛情をもって見るものだと、
そういう視点は、ある意味で仏様が人間を見ているのに
近いのではないか、というようなお話。
あと、あらすじの解説。
『二人袴』は、聟が世慣れない人で、
聟入りという、嫁の実家に訪ねる儀式に行くのに
1人では心許ないと門前まで親についてきてもらったはいいが、
門前で帰るつもりの親が太郎冠者に見つかって、
親のほうも中へ入るようすすめられる。
が、慶事の席で穿く長袴は1つしかない。
これを1人ずつ代わる代わる穿き、舅の前に出るが
2人いっしょに、とすすめられ…
ちょっと(かなり?)情けない聟を、親も舅も太郎冠者も、
馬鹿にするのではなくて、あたたかく見守るような、
そういうところを見てほしい、とのこと。
『三番叟』は、「ストーリィはありません」。
能とも狂言とも一線を画す演目で、農耕儀礼の舞が原型。
揉之段の、足を高く上げて踏みしめるような仕草が
田に足を踏み入れるときの動作であるとか、
鈴之段で、鈴を鳴らすのは、種を蒔いているのだとか。
そう思って見ると、ちょっと面白い。

さて、『二人袴』
万作さんの親も万之介さんの舅も、よかった〜〜
特に万之介さんの味がだんだんわかってきました(笑)
竹山さんの聟は、ちょっとお2人と渡り合うには弱いかと
勝手に思っていたけれど…世慣れない聟でもあるし、
かえって新鮮味があるというか、よかったです。
これが萬斎さんだと、もう、年齢的にも、
聟はちょっと違う、ということになるのかな。
そろそろ萬斎さんの『花子』が観頃かも、です。

休憩をはさんで、『三番叟』
これは本当にずっと観たいと思っていて、
やっと念願かなった曲。萬斎さんの初・生・三番叟!
囃子方(鼓が1人多い)が橋掛かりから現れたのち、
大仏殿の扉が開き、中から萬斎さんと深田さん登場!
ぎゃー。かっこいい〜(〃ω〃) ポッ
「揉之段」
力強く足で踏む動作が主。
腰から下でリズムをとって、踏みしめるといった感じ。
最後のほうで、跳躍があるんですが、
萬斎さんの跳躍、滞空時間長っ!高い!
これが観たかった。大満足(〃ω〃) ポッ
千歳との問答のあと、「鈴之段」
黒式尉の面をつけた萬斎さん…色っぽい。
黒式尉は神様なので、神様に色っぽい、は変かも…
でも、ストイックさに色気を感じませんか。どうかな。
私はもうその色気に目が離せなくなりました。
片手に鈴を、もう一方には扇を持って、
最初はゆっくり、たしかめるように鈴を鳴らす。
徐々に徐々にテンポアップしながら、
はじめは小さかった動きもどんどん大きくなり…
両腕を広げて、足を一歩踏み出し、
鈴をシャランと一振りするポーズが(。-_-。)
そしてラストで、大仏殿内がライトアップひらめき
これは…思ったよりしょぼかったかな(汗)
中央のブロックで観ていたら、または
光がもっと強かったら効果的だったかも。

今回『三番叟』を観て…
『ボレロ』と通じるところがあるっていうのに、納得。
「三番叟をボレロのような感じでやらないか」って話が
あるとかないとか、あれはどうなったんかな〜
できればぜひ観てみたいな。どうなんかな。
…もう終わってたらショックやながく〜(落胆した顔)


toudaiji03.jpg
終了後の東大寺大仏殿前、舞台の様子。

二人袴 親・野村万作 舅・野村万之介
      聟・竹山悠樹 太郎冠者・月崎晴夫
       後見・時田光洋

三番叟 三番叟・野村萬斎 千歳・深田博治
       大鼓・河村大 脇鼓・上田敦
       小鼓頭取・大倉源次郎 脇鼓・荒本健作
       笛・杉市和
       後見・石田幸雄 月崎晴夫
posted by いま at 23:59| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 狂言や舞台など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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